校長室より
第16回小学部・中学部卒業証書授与式式辞
予行練習のとき、「旅立ちのことば」のスライドを見て涙が止まらなくなってしまったので、
今日はにこにこ送り出そう!と決めていました。
今年の小6は入学前から、中3は小低のときからよく知っている学年です。
本当に大きくなり、落ち着いたお兄さんお姉さんになりました。
もちろん、ここまで育ててこられた保護者のみなさまのお力があってこそではありますが、
学校の教育ってすごいなあ・・・と思った1日でもありました。
小学部は、証書をもらうと「礼」をするのを忘れてそのまま歩き出す人が多いのですが、
それも、「証書をもらう」という目的がちゃんとわかっていて、
受け取ったら「できた!」ということなのだろうなあと、とても微笑ましく見ていました。
高等部のときも書きましたが、ドキドキしながら前に出てくるときの表情、証書をもらって「できた!」という表情、これを見られるのは校長だけです。本当にありがたいことです。
卒業生のみなさんのこれからの毎日が、笑顔あふれるものでありますように。
* * * * *
式辞
冷たい空気の中にも花が咲き始め、春の気配を感じる今日、たくさんの皆さまにご出席いただき、第16回卒業証書授与式を行えることを、大変うれしく思います。
小学部の卒業生のみなさん、中学部の卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。
小学部を卒業する6年生のみなさんと初めて会ったのは、1年生に入る前の就学相談の日でした。今でも、その時のことをよく覚えています。小さくてかわいらしかったみなさんが、今年の修学旅行では、いろいろなものに興味をもち、友だちと楽しく活動する姿を見せてくれました。みなさんの成長が、とても誇らしく思えました。
中学部を卒業する3年生のみなさんは、2月に「おもてなしカフェ」を開いてくれました。来てくれる人のことを考え、みんなで協力して準備や練習を重ね、当日を迎えました。「誰かのために動ける人」になったみなさん、本当にかっこよかったです。
4月からは、小学部のみなさんは中学生に、中学部のみなさんは高校生になります。楽しいことやワクワクすることがたくさん待っています。どうぞ、自信をもって進んでください。
保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。これまでお子さまをあたたかく支えてこられたことに、心より敬意を表します。そして、本校へのご理解とご協力に深く感謝申し上げます。
卒業生のみなさん一人一人の未来が、明るく幸せであることを心から願い、式辞といたします。
令和8年3月13日
埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長 多田 朋子
第15回高等部卒業証書授与式 校長式辞
なんとなんと今朝の所沢は結構な雪!
スクールバスが遅れるだろうな、開始時間を遅らせるかな…など心配しましたが、
予定より10分遅れで無事開式することができました。
慌ただしかった朝もなんのその、卒業生たちは立派に巣立っていきました。
卒業証書を受け取るときの緊張した顔、受け取ってほっとした顔を一番いい場所で見られるのはありがたいことだなあとしみじみ思いました。
卒業生のみなさんにとって、おおぞらがいつまでも心のよりどころ(頼りにするところのこと)であることを願っています。
式辞を掲載します。
* * * * *
式辞
春はもうそこまで来ていますが、皆さんとの別れを惜しむように今日は雪が降りました。
本日、ご来賓の皆様のご臨席並びに保護者の皆様のご列席をいただき、第15回高等部卒業証書授与式を行えることを、大変うれしく思います。
卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
皆さんは、おおぞらの最上級生として、行事や毎日の生活でとてもよく頑張りました。明るいあいさつや、一生懸命努力する姿は、後輩たちのお手本でした。本当にありがとうございました。
さて、4月から社会人になる皆さんに、ひとつお話します。
それは「自立」についてです。
昔は「何でも自分でできること」が自立と言われていました。しかし今は、「家族以外にも、相談したり助けてもらえたりする人をたくさん持つこと」が自立だと言われています。
皆さんは、この学校で好きなことを見つけたり、困ったときには先生に相談したりしてきました。これはまさに「頼れる人を増やす」練習でした。皆さんは3年間で、その力をしっかり身につけています。
これから先、楽しいことがたくさんある一方で、とまどうこともあるでしょう。そんなときは、遠慮せずに人に頼ってください。それができるのが、自立した大人です。どうぞ自信を持って進んでください。先生たちはいつも皆さんを応援しています。
保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。ここまでお子さまを支えてこられたご努力に、心から敬意を表します。これまで本校へのご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。
結びに、春の雪は良いことが起こる前触れだそうです。卒業生の皆さんの未来が明るく、幸せであることを心より願い、式辞といたします。
令和8年3月10日
埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長 多田 朋子
校長室に春が来た
知的小4の子どもたちが、「おはな どうぞ」と持ってきてくれました。
地域の方にいただいたそうです。
外は寒いのですが、校長室は一気に春になりました。
お花の名前も覚えてきて教えてくれました。
子どもたちが学校の外に出るとざまざまな出会いがあり、
(もちろん物理的に外に出かける、という意味だけではありません。学校外の人とつながるという意味ですね)
その一つ一つが子どもにとっても大人にとってもかけがえのない学びの機会だなあと改めて思いました。
廊下の水道のところにも同じ梅と山茶花を置いてくれたのですが
そこを通った1年生も、「なんか、いいにおい」と気づいていました。
春はもうすぐ。
知的中3 おもてなしCafe
かわいい招待状をもらったので、お邪魔してみました。
教室をのぞくと、すぐに「いらっしゃいませ!」「こちらへどうぞ」と元気に案内してくれました。
席に着くと、テーブルには注文用の用紙が置かれており、好きなものを選んで書き込めるようになっていました。
しばらく待つと、生徒たちは緊張した面持ちで、こぼれないようにそっと、そっと……。
丁寧にカフェオレとお菓子を運んでくれました。
中学部3年生の生徒たちが、今日の日のためにたくさん練習し、飾りつけも自分たちで考えて準備してきたことがよく伝わってきました。
お客さんのことを想像して準備をする——。
この「今ここにいない、見えない誰かのことを考える」という行為は、実はとても難しいことです。
さらに、「どうしたら気持ちよく過ごしてもらえるか」を考えることは、もっと難しいことです。
今日のカフェには、生徒たちが一生懸命に考え、工夫し、協力して準備を進めてきた姿が感じられました。
(もちろん、生徒たちの力を支えてきた先生たちの働きかけがあってこそ、です。)
また、今日は知的小6の子どもたちも招待されていたそうです。
「卒業式の練習や当日を一緒に頑張る仲間として迎えたい」
「中学部って楽しいよ、と伝えたい」
そんな気持ちがあったと聞きました。きっと、その思いは6年生にも届いたことでしょう。
今年の中学部3年生は、私が初めて出会ったとき、小学部3年生でした。
あの頃はまだ小さかった子どもたちが、今日のように誰かのことを思い、おもてなしができるようになりました。
その成長ぶりに、感無量の思いです。
令和7年度3学期始業式 校長の話
3学期が始まりました。
とても寒い朝でしたが、体育館は元気な顔が揃いました。
スライド中の「おしょうがつのあいさつをしましょう」では、まずは先生たちがお手本。
せーの、で「あけましておめでとうございます!」
それに続いて子どもたちも負けずに「あけまして おめでとうございます!!」
大きな声で元気にあいさつができました。
では、スライドを掲載します。
放課後、中学部の先生が校長室に来て、
「教室に帰ってから生徒たちと話の内容を確認したら、
“心を動かそう”の3つの項目までとてもよく覚えていました」
と教えてくれました。
話しているとき、みなよく見てよく聞いていましたが、4階にある教室まで戻っても覚えているとは!
私が話をするのは限られた機会、限られた時間です。
子どもたちの年齢も実態もさまざまなので、どんなに気を配ってもすべての子に届くように話すことは難しさがあります。
そのため、こんなふうに教室で話題にしてもらうことは大事だと思っています。
3学期も子どもたちが「できた!」「わかった!」と笑顔で学校生活を送れるよう、職員一同努力してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年度2学期終業式 校長の話
たくさんの行事があった2学期が終わりました。
2学期当初はとても暑くて大変な毎日でしたが、季節は移り変わり、空気が澄んだ寒い朝の終業式でした。
今回は対面で行いました。
スライドを用意して、時々、子どもたちとやり取りしながらお話しましたが、
本当によく見て、聞いています。
視覚支援はやっぱり有効なんだなあと改めて思いました。
*視覚支援…今回のスライドのように、何をするか、何をしているか、いつまでするかなどを見てわかるようにすること
先生たちと違い、私が子どもたちの前で話をすることは貴重な機会です。いつも「授業」だと思って用意をしています。
今日もとても楽しい授業になりました。
お話の最後にはみんなで声を揃えて「よいお年をお迎えください!」で締めくくりました。
今回のスライドです。
当日のスライドでは、何枚か写真を入れました。
* * *
知的高等部 農園芸班からかぶをもらいました
知的高等部農園芸班から立派なかぶをもらいました。
早速、家で料理してみました。
★かぶのソテー★
1 かぶは4~6つに切っておく。(皮むきはお好みで。)
2 フライパンにオリーブオイルを敷き、かぶを並べる。あれば葉も入れるときれい)
3 ふたをして弱火~中火でじっくり焼く。ときどきひっくり返しながら焼き色がつくまで焼く。
4 塩・こしょうを振って、できあがり。
料理と言えないほど簡単ですが、びっくりするほど甘くなります。
とてもおいしくいただきました。農園芸の皆さん、ありがとう。
知的小学部4年生 柳瀬小学校との交流会
今日は、知的小学部4年生と所沢市立柳瀬小学校4年生の交流会。
柳瀬小学校に入ったとたん、校庭で体育の授業をしていた上級生が「こんにちは!」と元気に挨拶をしてくれました。
体育館では、柳瀬小学校のお友達が4つの遊びを用意して待っていてくれました。
それぞれのブースをおおぞらの子どもたちが回っていく…というものでしたが、
回を重ねるにつれ、説明も、ちょっとお手伝いするのも上手になる柳瀬小のお友達。
子どもの学ぶ力ってなんてすごいのでしょう。
そしてそれはおおぞらの子どもたちも。
大人数の集団があまり得意でない子もいますが、今日はみんなと一緒に遊べた、という人が多く、驚きました。
終わりの会では、柳瀬小の代表のお友達がこんなお話をしてくれました。
「前回はぼくたちがおおぞらに行って、とても楽しかったです。
だから、今度はおおぞらの人たちを楽しませてあげようと思って、一生懸命考えました。
今日はぼくもとても楽しかったです。」
本当です!とてもとても楽しい交流会でした。
この子たちが大人になる未来は、きっとすてきな世の中になることでしょう。
おおぞら祭2日目
今日は一般公開日。
保護者に加えて、放課後デイサービスや支援機関の皆様、地域の皆様、卒業生の皆さんが多数いらっしゃいました。
そして今日は新座柳瀬分校の生徒たちも本校に来て、製品の販売を行いました。
フィナーレの時、「楽しかった人?」と聞いたらたくさんの手が挙がりました。
ドキドキしたけれど頑張った、楽しかった、ということですね。
最後、お客さまも含めて全員で「おおぞらダンス」を踊りました。
大きな体育館いっぱいの輪!楽しい2日間でした。
ご来校いただいた皆様、ありがとうございました。
おおぞら祭1日目
今日は保護者の方のみに公開して行いました。
オープニングでは、生徒会の皆さんが練習を重ねてきた成果を発揮し、とても立派に進行してくれました。
これだけの観客の前で堂々と話せるとは…予行の時よりもさらに上手になっていてびっくりです。
私の挨拶の時に、みんなに聞いてみました。
「楽しみ、わくわく、という人?」
「ドキドキする、という人?」
どちらにもたくさんの手が挙がりました。
「ドキドキ」と「わくわく」は、どちらも大事だと思っています。
これまで頑張って練習や準備をしてきたからこそ、そしてたくさんの人の前で披露するからこそ、どきどきする。
一方、楽しみだからわくわくする。
分からなくて不安、ということのないように、丁寧に大人が説明することはもちろん大切です。
そのうえで、ちょっとドキドキするけれどみんなと一緒に頑張ってみよう、という気持ちを大事にサポートしていきたいと思います。
挨拶の最後に、みんなで「エイエイオー!」をしました。楽しいおおぞら祭のスタートです。