校長あいさつ

          

校長あいさつ         

                                                     埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長 多田 朋子

 

 

 

 令和元年度から3年間教頭として、そして令和7年度からは校長として本校で2年目の春を迎えたことをとてもうれしく思っています。

  埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校は、旧埼玉県立所沢東高等学校の校舎内外の改修を経て、平成22年4月に開校され、今年度で開校17年目を迎えました。開校当初からこれまで、本校が特別支援学校としての責務を果たせてこられたのも、保護者や地域、関係各機関の皆様に支えられ、温かく見守っていただいたおかげです。心より感謝申し上げます。

 本校は、「のびのびと きずな深めて たくましく」を学校教育目標として掲げ、「社会の中で自立的に生活できる力を育む学校」を目指す学校像として、教職員が一丸となって日々教育実践に取り組んでおります。

  本校の特色の一つは、「肢体不自由教育部門」と「知的障害教育部門」の2つの教育部門が設置されていることです。これは県内でも本校含め2校しかありません。肢体不自由部門と知的障害教育部門の教員が、それぞれの専門性を持ち寄りながら児童生徒の指導・支援にあたることができることは、併置校ならではの強みであると考えています。

  また、令和6年度には県立新座柳瀬高等学校内に「新座柳瀬分校」が開校しました。高校の先生方や生徒のみなさん、地域のみなさんの温かいご理解とご協力のもと、新しい学校づくりに生徒・教職員が力を合わせているところです。今年度は3学年が揃う「完成年度」となり、生徒同士の学び合いがさらに充実するよう取り組んでまいります。

  

 今年度は、「『子どもたちの“できた・わかった”を増やす指導・支援』こそが私たちの目指すゴールである」ことを合言葉に、日々の実践を一つ一つ丁寧に積み重ねてまいります。

 保護者のみなさま、地域及び関係各機関のみなさまのご理解とご協力をいただきながら、子どもたちが毎日楽しく通うことのできる学校づくりに努めてまいります。

 

                          令和8年4月1日

校長室より

令和8年度入学式 式辞

各学部にはフレッシュな1年生が入学しました。

新しい環境でとまどいがたくさんあると思いますが、とまどいは違いが分かっている証拠でもあります。

子どもたちの不安や期待をしっかり受け止め、一人一人に合った環境を工夫しながら、この時期を過ごしていきたいと思っています。

 

さて、式辞を掲載します。

大事なこと、伝えたいことは同じなので、結果的に昨年度とほぼ同じ文章になっていますが、それぞれの年代に応じて一番大事だと思っていることをお話しました。

  

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式    辞

 小学部29名、中学部45名、高等部32名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。たくさんの花が咲き、緑が芽吹き、みなさんの入学を待っていたかのようです。

 本日、ここに、ご来賓の皆様にご臨席いただき、保護者の皆様とともに、第17回入学式を挙行できますことを、大変うれしく思います。

 

 さて、それぞれの学部のみなさんにお話をします。

 まず、小学部1年生のみなさん、先生たちと早く仲良くなりましょう。そして、たくさん、たくさん、楽しいことや好きなことを見つけていきましょう。学校は、楽しいところです。

 つぎに、中学部1年生のみなさん、中学部では、作業学習など、新しい勉強が始まります。でも、心配することはありません。初めてのことも、先生や友達と一緒なら大丈夫です。ぜひ、いろいろなことにチャレンジしていきましょう。

 そして、高等部1年生のみなさん、これからの3年間は、自分の得意なことや好きなこと、頑張りたいことは何かを考える大切な時間です。今はまだ得意なことや好きなことが分からなくても大丈夫です。先生たちと一緒にゆっくり探していきましょう。

 

 保護者の皆様、改めまして、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。

 心よりお慶び申し上げます。本校は、お子様一人一人の可能性を大切にし、共に成長を支える場でありたいと考えています。教職員一同、力を合わせて取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 結びに、新入生の皆さんの充実した学校生活と、皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げ、式辞といたします。

 

                     令和8年4月9日 

             埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長      多田 朋子

令和8年度第1学期始業式 校長の話

令和8年度が始まりました。

体育館には元気な顔がいっぱい。学校は子どもたちがいてこそ学校、私たち教員は子どもたちがいてこそ教員だなあと改めて思いました。

子どもたちは、これまでよりぐっとお兄さん・お姉さんになった、というパワーが感じられました。

お兄さん・お姉さんになる、ということはこんなにも大きなことなのですね。

 

一方、春は変化のときです。

大人でも環境の変化は大きな出来事で、慣れるまでは時間がかかります。

変化が苦手な子、状況を理解することが苦手な子にとっては、「これまでとの違い」を感じ不安定になることは多いものです。私たち教員は、“なにがどのように変わったのか”を丁寧に伝える必要があります(もちろん、その子に伝わるように)。

このことは今月の学校だよりにも書きましたので、ぜひご覧くださいね。

 

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今日のお話のスライドを掲載します。いつになく?ライブ感あふれる、子どもたちとのやり取りの多いお話になりました。

   

   

   

   

     

   

   

   

 

 

令和7年度修了式 校長の話

早いもので令和7年度修了式。

体育館に集まった子どもたちは、しっかり座り、スライド画面をよく見て、お話を聞いていました。

本当に大きくなったなあ!お兄さん、お姉さんになったなあ!としみじみ思いました。

 

3学期になってから、廊下で会ったときなどは意識的に「〇〇していてかっこいいね!さすがもうすぐ〇年生だね!」と声をかけるようにしているのですが、「もうすぐ〇年生」と言うとどの子も自信に満ちた表情をします。

こちらもうれしくなるひとときです。

 

保護者のみなさま、地域のみなさまの温かいご支援、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

           *中門横の桜*

 

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修了式 校長の話のスライド(当日は子どもたちの写真をいくつか入れていました)

   

   

   

   

 

第16回小学部・中学部卒業証書授与式式辞

予行練習のとき、「旅立ちのことば」のスライドを見て涙が止まらなくなってしまったので、

今日はにこにこ送り出そう!と決めていました。

 

今年の小6は入学前から、中3は小低のときからよく知っている学年です。

本当に大きくなり、落ち着いたお兄さんお姉さんになりました。

もちろん、ここまで育ててこられた保護者のみなさまのお力があってこそではありますが、

学校の教育ってすごいなあ・・・と思った1日でもありました。

 

小学部は、証書をもらうと「礼」をするのを忘れてそのまま歩き出す人が多いのですが、

それも、「証書をもらう」という目的がちゃんとわかっていて、

受け取ったら「できた!」ということなのだろうなあと、とても微笑ましく見ていました。

 

高等部のときも書きましたが、ドキドキしながら前に出てくるときの表情、証書をもらって「できた!」という表情、これを見られるのは校長だけです。本当にありがたいことです。

 

卒業生のみなさんのこれからの毎日が、笑顔あふれるものでありますように。

 

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式辞

 冷たい空気の中にも花が咲き始め、春の気配を感じる今日、たくさんの皆さまにご出席いただき、第16回卒業証書授与式を行えることを、大変うれしく思います。

 

 小学部の卒業生のみなさん、中学部の卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。

 

 小学部を卒業する6年生のみなさんと初めて会ったのは、1年生に入る前の就学相談の日でした。今でも、その時のことをよく覚えています。小さくてかわいらしかったみなさんが、今年の修学旅行では、いろいろなものに興味をもち、友だちと楽しく活動する姿を見せてくれました。みなさんの成長が、とても誇らしく思えました。

 

 中学部を卒業する3年生のみなさんは、2月に「おもてなしカフェ」を開いてくれました。来てくれる人のことを考え、みんなで協力して準備や練習を重ね、当日を迎えました。「誰かのために動ける人」になったみなさん、本当にかっこよかったです。

 

 4月からは、小学部のみなさんは中学生に、中学部のみなさんは高校生になります。楽しいことやワクワクすることがたくさん待っています。どうぞ、自信をもって進んでください。

 

 保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。これまでお子さまをあたたかく支えてこられたことに、心より敬意を表します。そして、本校へのご理解とご協力に深く感謝申し上げます。

 卒業生のみなさん一人一人の未来が、明るく幸せであることを心から願い、式辞といたします。

 

令和8年3月13日 

             埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長 多田 朋子

 

第15回高等部卒業証書授与式 校長式辞

なんとなんと今朝の所沢は結構な雪!

スクールバスが遅れるだろうな、開始時間を遅らせるかな…など心配しましたが、

予定より10分遅れで無事開式することができました。

 

慌ただしかった朝もなんのその、卒業生たちは立派に巣立っていきました。

卒業証書を受け取るときの緊張した顔、受け取ってほっとした顔を一番いい場所で見られるのはありがたいことだなあとしみじみ思いました。

卒業生のみなさんにとって、おおぞらがいつまでも心のよりどころ(頼りにするところのこと)であることを願っています。

 

式辞を掲載します。

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式辞

 春はもうそこまで来ていますが、皆さんとの別れを惜しむように今日は雪が降りました。

 本日、ご来賓の皆様のご臨席並びに保護者の皆様のご列席をいただき、第15回高等部卒業証書授与式を行えることを、大変うれしく思います。

 卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

 皆さんは、おおぞらの最上級生として、行事や毎日の生活でとてもよく頑張りました。明るいあいさつや、一生懸命努力する姿は、後輩たちのお手本でした。本当にありがとうございました。

 

 さて、4月から社会人になる皆さんに、ひとつお話します。

それは「自立」についてです。

 昔は「何でも自分でできること」が自立と言われていました。しかし今は、「家族以外にも、相談したり助けてもらえたりする人をたくさん持つこと」が自立だと言われています。

 皆さんは、この学校で好きなことを見つけたり、困ったときには先生に相談したりしてきました。これはまさに「頼れる人を増やす」練習でした。皆さんは3年間で、その力をしっかり身につけています。

 これから先、楽しいことがたくさんある一方で、とまどうこともあるでしょう。そんなときは、遠慮せずに人に頼ってください。それができるのが、自立した大人です。どうぞ自信を持って進んでください。先生たちはいつも皆さんを応援しています。

 

 保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。ここまでお子さまを支えてこられたご努力に、心から敬意を表します。これまで本校へのご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。

 結びに、春の雪は良いことが起こる前触れだそうです。卒業生の皆さんの未来が明るく、幸せであることを心より願い、式辞といたします。 

               令和8年3月10日 

               埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長 多田 朋子

 

 

校長室に春が来た

知的小4の子どもたちが、「おはな どうぞ」と持ってきてくれました。

地域の方にいただいたそうです。

外は寒いのですが、校長室は一気に春になりました。

お花の名前も覚えてきて教えてくれました。

 

子どもたちが学校の外に出るとざまざまな出会いがあり、

(もちろん物理的に外に出かける、という意味だけではありません。学校外の人とつながるという意味ですね)

その一つ一つが子どもにとっても大人にとってもかけがえのない学びの機会だなあと改めて思いました。

 

廊下の水道のところにも同じ梅と山茶花を置いてくれたのですが

そこを通った1年生も、「なんか、いいにおい」と気づいていました。

春はもうすぐ。

知的中3 おもてなしCafe

かわいい招待状をもらったので、お邪魔してみました。

教室をのぞくと、すぐに「いらっしゃいませ!」「こちらへどうぞ」と元気に案内してくれました。
席に着くと、テーブルには注文用の用紙が置かれており、好きなものを選んで書き込めるようになっていました。

しばらく待つと、生徒たちは緊張した面持ちで、こぼれないようにそっと、そっと……。
丁寧にカフェオレとお菓子を運んでくれました。

中学部3年生の生徒たちが、今日の日のためにたくさん練習し、飾りつけも自分たちで考えて準備してきたことがよく伝わってきました。

 

お客さんのことを想像して準備をする——。
この「今ここにいない、見えない誰かのことを考える」という行為は、実はとても難しいことです。
さらに、「どうしたら気持ちよく過ごしてもらえるか」を考えることは、もっと難しいことです。

今日のカフェには、生徒たちが一生懸命に考え、工夫し、協力して準備を進めてきた姿が感じられました。
(もちろん、生徒たちの力を支えてきた先生たちの働きかけがあってこそ、です。)

また、今日は知的小6の子どもたちも招待されていたそうです。
「卒業式の練習や当日を一緒に頑張る仲間として迎えたい」
「中学部って楽しいよ、と伝えたい」
そんな気持ちがあったと聞きました。きっと、その思いは6年生にも届いたことでしょう。

 

今年の中学部3年生は、私が初めて出会ったとき、小学部3年生でした。
あの頃はまだ小さかった子どもたちが、今日のように誰かのことを思い、おもてなしができるようになりました。
その成長ぶりに、感無量の思いです。

 

令和7年度3学期始業式 校長の話

3学期が始まりました。

とても寒い朝でしたが、体育館は元気な顔が揃いました。

スライド中の「おしょうがつのあいさつをしましょう」では、まずは先生たちがお手本。

せーの、で「あけましておめでとうございます!」

それに続いて子どもたちも負けずに「あけまして おめでとうございます!!」

大きな声で元気にあいさつができました。

 

では、スライドを掲載します。

放課後、中学部の先生が校長室に来て、

「教室に帰ってから生徒たちと話の内容を確認したら、

“心を動かそう”の3つの項目までとてもよく覚えていました」

と教えてくれました。

話しているとき、みなよく見てよく聞いていましたが、4階にある教室まで戻っても覚えているとは!

 

私が話をするのは限られた機会、限られた時間です。

子どもたちの年齢も実態もさまざまなので、どんなに気を配ってもすべての子に届くように話すことは難しさがあります。

そのため、こんなふうに教室で話題にしてもらうことは大事だと思っています。

 

3学期も子どもたちが「できた!」「わかった!」と笑顔で学校生活を送れるよう、職員一同努力してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

令和7年度2学期終業式 校長の話

たくさんの行事があった2学期が終わりました。

2学期当初はとても暑くて大変な毎日でしたが、季節は移り変わり、空気が澄んだ寒い朝の終業式でした。

今回は対面で行いました。

 

スライドを用意して、時々、子どもたちとやり取りしながらお話しましたが、

本当によく見て、聞いています。

視覚支援はやっぱり有効なんだなあと改めて思いました。

  *視覚支援…今回のスライドのように、何をするか、何をしているか、いつまでするかなどを見てわかるようにすること

 

先生たちと違い、私が子どもたちの前で話をすることは貴重な機会です。いつも「授業」だと思って用意をしています。

今日もとても楽しい授業になりました。

お話の最後にはみんなで声を揃えて「よいお年をお迎えください!」で締めくくりました。

 

今回のスライドです。

当日のスライドでは、何枚か写真を入れました。

 

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知的高等部 農園芸班からかぶをもらいました

知的高等部農園芸班から立派なかぶをもらいました。

早速、家で料理してみました。

★かぶのソテー★

1 かぶは4~6つに切っておく。(皮むきはお好みで。)

2 フライパンにオリーブオイルを敷き、かぶを並べる。あれば葉も入れるときれい)

3 ふたをして弱火~中火でじっくり焼く。ときどきひっくり返しながら焼き色がつくまで焼く。

4 塩・こしょうを振って、できあがり。

 

料理と言えないほど簡単ですが、びっくりするほど甘くなります。

 

とてもおいしくいただきました。農園芸の皆さん、ありがとう。

 

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